2002年5月に100台限定で公式発表されることなく発売された日本版A210L EVOLUTION。そのカタログによると特別装備として、以下の点が挙げられています。 (外装・エンジン・足回りなど) ・新開発2.1Lエンジン ・スポーツサスペンション ・AMGアルミホイール&ワイドタイヤ ・フロントドリルドベンチレーテッドディスクブレーキ ・(AMG)スタイリングパッケージ(フロントスポイラー・サイド&リアスカート) ・エボリューションデザインフロントグリル ・デュアルクロームエグゾーストエンド ・ウインドディフレクター(リアウインドウ) ・エボリューションサイドエンブレム ・電動調整・可倒式ヒーテッド・ドアミラー(ウィンカー内蔵) この他、記載はありませんが ・ヘッドライトのインジケーターランプが青色 となっています。 (内装) ・後席左右独立・脱着式シート(アームレスト付) ・アルカンタラ・本革シート(エボリューションデザイン、グレー) ・本革スポーツステアリング(エボリューションデザイン) ・本革マットクロームシフトノブ ・ブラッシュドアルミニウムパネル&ドアトリム ・シルバーメーターパネル ・ステンレス製アクセル&ブレーキペダル ・シルバーカラーシートベルト ・専用フロアマット 本国では2002年3月中旬より発売されており、ボディサイズ(標準・ロング版)、ミッション、シート、ボディカラー(ポーラーシルバー、ナイトブラック)が選べますが、日本仕様はポーラーシルバー(2002年12月受付分はギャラクシーブラック(http://www.mercedes-benz.de/mbd/pdf/PB_A_Somo%20Style.pdf表紙参照)も可)のロング版で5AT、後部2座式(乗車定員4名)のみとなっています。 また、それ以外の相違としては、日本仕様はホイールがオプションのAMGに変わっている点と、サイドの赤のストライプが省略されている(2002年12月受付分は付属)点が挙げられます。その他の基本装備は、ウィンドウ(エア)バッグ)が装備されるなど従来の日本版のA190AvantgardeやA160Lに準じる仕様となっているようですので、これらについてはこちらの対比表をご覧下さい。 なお、公式情報等は、以下をご覧下さい。 (英語) http://www.mercedes-benz.com/e/cars/a-class/lines_evolution.htm http://www.mercedes-benz.co.uk/pc/main.html?carF=hat&carC=a& (ドイツ語) http://www.mercedes-benz.de/mbd/tg02/0,3407,C25AND,00.html http://www.autobild.de/suche/artikel.php?artikel_id=1339&A_SESS=30648a164f5c25f333a52987229d7b21 |
さて、A210 EVOLUTIONは、デビュー直前までA21AMGとして発売されるという噂されていましたが、デビュー後も単なる1エンジンバリエーションとしてではなく、別格の扱いとされています。それは、数多くの特別装備からも伺い知ることが出来ますが、AMGが開発に携わったと噂されるエンジン並びに足回りの寄与もあるかもしれません。 新開発と銘打たれたエンジンですが、その主な内容は以下の通りとなっています。 ・クランクシャフト・コネクティングロッドのロングストローク化 ・ピストンの軽量化 ・カムシャフトのタイミング改良 ・バルブスプリングの強化 ・(オイル)スプラッシュシールドの再設計 ・エンジン制御の再プログラム ・排気システムの再設計 足回りに関しては、主として以下のチューニングにより、快適性を損ねることなくコーナリング等走行性能を高めたとのことです。 ・スプリング・ダンパーに新開発パーツの採用 ・リアスタビライザーの強化 ・特にウエット性能を高めた高レスポンスのブレーキ(キャリパーは黒に塗装) これらにより、Aクラスのトップモデルにふさわしい走行性能を実現しているようです。 スペックそのものは、
(なお、A190(295万円)+ロング分差額(15万円)+AMGスタイリング化費用(30万円程度〜)を合算しただけでも340万円になります) |
![]() トップ |